印刷についての豆知識②
山口県のみなさんこんにちは!
すっかり梅雨も終わり、ぎらぎらと日差しが強く照りつける毎日が続きますね。
熱中症の時期ですので、水と塩分をしっかり取って、お体を壊さないようにお気をつけください。
さて、前回はRGBとCMYK、前々回はDICカラーについてお話しましたので、
今回は印刷におけるトンボと塗り足しについてを記事にします。
印刷物を制作する際には、デザインだけでなく、印刷時のデータにも注意が必要です。
特に、「トンボ」と「塗り足し」は重要な要素です。
塗り足しは、フチなしのデータを作成する際に、本来の仕上がりサイズよりも
外側に3mm以上はみ出させることを指します。
このはみ出した部分が塗り足しであり、印刷物を仕上がりサイズへ裁断する際に発生する
ズレや歪み、端っこが欠けるといったリスクをカバーする役割があります。

簡単に言うと、余裕を持ってちょっと大きめに作ろうね!ということです。そして、
この塗り足しをガイドするラインを「トンボ」といいます(トリムマークと言うこともあります)。

データが適切だと、白フチのない、きれいな印刷をすることができます。

塗り足しが足りないデータは白フチが出てしまう可能性があります。
印刷所によっては再入稿になる可能性があるので、十分お気をつけください。

また、塗り足しの部分はあくまで、断裁時のズレや歪みをカバーするための予備部分的扱いなので、
必要なデザインや文字情報などを入れてしまうと、断裁時に切れてしまいます。

他にも、デザインのフチに均等幅を用いる場合など、他に注意するべき印刷仕様があるので、
印刷会社のガイドラインやQ&Aをチェックして、理想の印刷物を作ってくださいね。
印刷物の作成が難しい場合は、是非ウィルプランにご相談ください!
